昔「昔の家は簡素だったなぁ。」と、祖父母の家を片付けに行った際に思いました。
何度も泊まっていたのでおぼろげに覚えていますが、背の高さも違うので、
「こんなに小さい部屋だったっけ?」とも思います。

和室の続き間で、6畳と6畳と4畳半。
従兄弟同士で全力でかくれんぼをして走り回っていたように思います。家の中で。まるでグランドでした。
でも、何かにぶつかったりした覚えがありません。
ふざけて転んでも畳に膝小僧が擦れるくらいの事でした。
つまり、家具がなかったのです。
よくよく思い出すと片隅に洋服ダンスがふた竿並んでいただけで、他には何にもない。
おやつの時には押し入れの片隅からゴロゴロと転がしてちゃぶ台が登場。
たたまれている足を4本ガチャンガチャンと起こしてひっくり返し、まーるいちゃぶ台の出来上がり。
並んでおやつを食べた後は、押し入れに格納され、またグランドに早変わり。
夜は押し入れからお布団が出され、広い寝室に早変わり。
どんなに寝相が悪くても大丈夫。部屋全体がマットレス状態。
お客様が来たときは、押し入れから座布団が出され、客間に変わる。
「簡素」は「豊か」なのかもしれないと最近思うのです。
